さて、コントローラーについて少し深堀しましょうね。
まず、書き忘れてましたが大事なことを書いておきますね。大前提です。
コントローラを使う場合、必ずパソコンとDVSソフトが必要です。
代表的なものとしてSerato DJとか、rekordboxとか、Traktor DJとか、Virtural DJとか。
また、コントローラに対応しているソフトも要確認です。
今のDJを見ている限り、パソコンは全員と言って過言では無いぐらいMacユーザですが
Widowsでもちゃんと動きます。
パソコンはMac、Windowsどちらにも対応しています。
パソコンとUSBケーブルを使用してコントローラに繋いで使用できます。
Windowsは信用できない、とよく聞きますが、グリマス自身、M1-Mac、2017モデル
2015モデルのMacを使用していますが、Macは信用できないかも、と言う事象も最近
よく出てきます。まぁ、それは別の機会に書きます。
では、サンプルとしているDDJ-SB3からの解説としますね。
DJでLongMixするには、先ず、ピッチ(テンポ)を合わさなければなりません。
実機と比較すると、ピッチのストローク(長さ)が違います。
このタイプのコントローラを使用するには、ある程度の技量が必要となるかも
知れませんね。最初から慣れてしまえば、どうでもないことですが。
写真で比較していますが、CDJ-900nxsと比較するとストロークの長さが違う、
ということがわかります。
ストロークが短い、と言うことはピッチを合わせるのに微調整が必要となります。
ストロークの幅が広ければ広いほど、『楽』という言い方には語弊があるかも
知れませんが、それだけ余裕がある、と言う事です。
実機のCDJが10センチ、DDJ-SB3は4.5センチしかありませんね。
使い方は実機もコントローラーも同様です。
勿論、ストロークの長いコントローラもあります。
次にジョグダイヤルです。円盤状になっているあの丸いものです。
ジョグダイヤルとは、かけたい曲のスピードを微調整したり、使い方によっては
スクラッチとかも出来たりします。
ターンテーブルを思い出してください。そう、あのターンテーブルと似たような
使い方が出来る、という利点があります。ターンテーブルみたいに常に回っては
いませんけどね。ですが、数十年前には同様に回っているCDJがあったかな。
ほとんどのメーカーの使い方は同じですが、ジョグダイヤルを上から抑えると
音は止まり、円盤の脇を右とか左に軽く回すと、音が早くなったり、遅くなったり、
と言う機能が備わっています。
上から押さえつけて、左右に動かすとスクラッチをすることができます。
使い方を間違えると、即音が止まります。フロアだとブーイングですね…笑
事情は違いますが、思わぬアクシデントで音を止めて暖かいお客様がフロアにいたら、
拍子とアカペラでお客様が歌ってくれて場をもっと盛り上げてくれますネ。
そんなDJ、沢山見てます…笑
使い方は実機もコントローラーも同様です。
実機とこのサンプルのジョグダイヤルの大きさはかなり違いますね。
実機を使い慣れていると、この小さなジョグダイヤル、そして先に説明した短い
ピッチ、どちらもスムーズにプレイすることが可能です。
ここで…注目!!
このコンパクトに一体化されたコントローラー、言う事ない優れものですが、
この小さなコントローラーに慣れてしまい、もし、現場でDJをする機会が
あって自分のコントローラではなく、実機でプレイする際にアタフタする方は大勢
いらっしゃると思います。
今まで触っていた自分のコントローラと実機の反応の仕方が全然違う、なーんて、
あたりまえです。
コントローラーは機種にもよりますが、コンパクトで一体化、そして簡易化された
機材だからです。
フィーリングタッチまで再現したモデルは数十万する高価なものだけですかね。
もし、今後、DJを目指したいとか、DJと同じことを自宅でもやってみたい、
上手くなったら、現場で絶対にDJやってやる、なーんて思っている方は
次のコントローラを推奨します。
現状は、Pioneerが多数を占めているので購入するならその製品をお勧め。
その他、他社でも良いものはリリースされていますが、そこは財布と相談。
見た感じ、安くても良いものはたくさん出ています。(業務用では使いませんが)
上記で書いた機能は、他社のメーカーでもちゃんとリリースされています。
①ピッチストロークが長いもの
②ジョグダイヤルが実機に近いもの
③チャンネルアサインができるもの
※これはあとで説明します。
SPLITと言う単語が先のブログで出てきましたが、それについて説明しますね。
先に書いた通り、SPLITとは左右、別々の音が取れると説明しました。
現行モデルのPioneerのコントローラーはSPLIT機能は付いていません。
※付いていたら指摘してください…笑
Pioneer DJのサイトで最高位のコントローラを見る限り、SPLITのスイッチが
付いておらず、STEREOでのCUE、MASTERが取れると推測しました。
まぁ、それはさておいて、SPLITが無いとどうなるか、ですが、別に問題はないです。
これは使用するDJの感性なので、有ろうが無かろうが、正直な話、どちらでもない
と言うのが答えです。
ただし、、、とここで、ただし書きしますが。
自宅配信とかする場合、特に、近所に対する手前、音を出してプレイ出来ないとかいう
場合に大いに関わります。特にヘッドフォンだけでプレイしている方かな。
現場で音が出ている、まぁそれは当たり前ですが、自宅など音が出せない状況にある場合
左右別々の音を取れない、と言うデメリットがあります。
これをデメリットと取るか取らないかはDJの感性です。あくまでもその方の感性なので。
モニターを取ろうとするとき、今かかっている曲、次にかかる曲、それは同時に両方の
ヘッドフォンからステレオで聞けます。それも左右同時に鳴ります。別々には鳴りません。
ですが、モニターはちゃんと取ることができることは書いておきます。
ただし、別々にモニターを取れないことだけは要注意、かな。
写真の例では、現在、右の音がコントローラーから出ている状態なので、このボタンを
押して、次にかけたい曲のピッチを合わせたりモニターを取るためのものです。
先に書いたチャンネルのアサイン(割り当て)について
コントローラは入力2系統、4系統とさまざまです。
チャンネルアサインとは、今触っている音を出したいフェーダーを右、左に割り当てる
事を言います。(2系統の場合はその機能はありません)
サンプルのDDJ-SB3などクロスフェーダーと言う、下にある左と右に動くフェーダーの
事を言いますが。
元々は単に左右(Left、Right)チャンネルを簡単に変えられる程度のものだとグリマスは
推測してましたが。
また、ある時代からスクラッチと言うものが流行り、グランドマスターフラッシユが、
クロスフェーダーを操り、スクラッチする際にクロスフェーダーを左右に動かし、
レコードをコスり、キコキコ、チュッチュと言うプレイが流行りました。
調べると1970年代後半にはグランドマスターフラッシユが広めたとあります。
今の時代はクロスフェーダーはその使用用途がメインですかね。
そんな過去の時代にDiscoではスクラッチなどのプレイするヒップホップはグリマスが
当時通っていた東亜会館では間違いなくかかってしませんでしたよ。笑
グリマスが持っていたミキサーのクロスフェーダーは今みたいに軽い動作ではなく、
メチャ重かったことを思い出します。
勿論、グリマスはスクラッチなどできません!…笑
これはセンスと運動神経に関係するもの、と今でも思っていますね。
若いころ、毎日のようにスクラッチのビデオ見て練習しました。
勿論、Change the beatのレコードも買い…笑 擦ってました。
レコードの手持ちはすべてヤフオクで売っ払いましたが、今でもChange the beat
だけは大切に? 持っています。
脱線しちゃいましたが、グリマスの情報なんぞどうでも良いですね…笑
気を付けなければならないのは、このクロスフェーダーは曲者です。
ちゃんと真ん中に設定しておかないと、音が外に出ていかない、と言う難点が
あります。
現場でプレイ中、このクロスフェーダーでチャンネルアサインが無いと、ちょっと
触っただけで音が出なくなったり、キューで取っている曲が流れたりします。
もし、それが嫌、と言うのであればセロハンテープ(笑)とか、真ん中に設定して
動かないようにする事をお勧めします。
丁度良いものが、見た目もそうですが、昔使っていたカセットテープのケース
(角のあるもの)を加工して、クロスフェーダーを動かなくする方法ですね。
グリマスも過去、やっていました。もうカセットテープのケースなんて無い!
かもですね。
次回はタッチパットの機能など、実機には無いような機能など説明しましょうかね。