修理・PioneerDJ 折れたヘッドフォンを直してみた・3!

BLOG

報告ですが…
因みに前回修理したヘッドフォンは3回以上使ってますが、未だ壊れる兆し無しです。

今回は、予備で置いていたヘッドフォンも壊れたので、又修理しましたよ~。
前回はヘッドバンドとスピーカー自体を繋いでいる部品が折れたのですが、今回はヘッドバンドの中の部品が割れて壊れたので自力で修理です。

いつものごとく分解していきます。不安な方はバラす順に写真を撮ることをお勧め!!
組み立て時はその逆で組み立てていくことが出来ます。
慣れてくると写真とか撮りませんが、一応ブログなので。

本当は別に伸び縮みしなくても良いので、鉄板に穴開けてネジ固定でも良いかな?と思い、ポンチみたいなのがあったから、穴あけ用にトンカチ持って凹まして。
がしかし、鉄板用ドリルの刃でも穴が開かない! なんじゃこの素材は?
最初は電動ドライバーにドリルの刃付けてやっていたのだけども、削りカスが出てこない。回転数の問題かと思い、仕方無いから店からドリル持って帰ってやっても穴が開かない! 回転数じゃねーんかいな。

諦めだな…。
が、しかし、ここで負けたら…
今までいろんなものバラして分解したり、組み立てしたり、一通りやってきた者として諦めたら示しが付かん! みたいな変な意識が芽生えてしまって。

最初は、エポキシ系の接着剤とか使ってみましたが、やはり弱い。まぁ、100均で買ったやつだけど…笑

だったら自分で部品を作ってやろうじゃねーか!! ってことになりました。

元の部品を持って、ノギス持ってホームセンターにGO!

最初に目指して行った売り場はアルミの平らなもの。強度はあるし加工もしやすいしとは思ったものの厚みが…。カンナみたいな電動で削る機械は持っていない。
幅も足りず断念。なかなか良いものが無い。

店内ウロウロしながら物色。そこで見つけたのがモールのフタの部分。幅も厚みもドンピシャ!!

元の部品より長めに切って加工開始。柔らかい素材なので、ハサミで簡単に切れました。

同じように穴を開け、凸の部分は小さいネジで代用。Macとか分解してもう要らなくなって捨てたもののネジとかは山ほどある。
基本、PCを自作する方々は?色々とバラした要らなくなったPCの部品、ネジなどは必ずストックしている(はず)

こんな具合に加工しました。
穴あけはこんな道具が必要です。アクリル板とか塩ビ板とか切るときのカッターみたいなものです。もう何十年持っているのでしょうか…笑 まだまだ現役で使えてます。

裏側はカーボンテープで補強しました。銀の金具は滑っていかないよう、溝堀も必要でしたね。
可動部分なのでカーボンテープは固定部の半分側のみ。

凸部はこれ以上スピーカー部が飛び出さないようなストッパー役となっていて、プラ溶かしてもまた壊れるだろう的な思いでネジにしました

銀の金具は右写真の凸凹の段々の部分に当たり、長さ調節のためのもの。要はスピーカーの部分を引っ張り出したときにガタガタして止まる仕組みのもの。
凸凹の段々の左側の溝が途中で凸になっているのはこれ以上、枠が出ないためのストッパー。

ちょっと面倒くさかったのが、スピーカー部分の根っこと固定する部分でしたね。まぁ、加工は必要でした。

こんな具合に元の部品は凸があってハマるようになっている。

そこはひたすら考えながら加工でしたね。
反対側の部品も合わせてみて色々と試行錯誤。逆側のプラ部分も一部加工が必要でした。
R(カーブ)は柔らかい素材なので手でひたすら折れないように曲げていく。特に熱は必要なしでした。

最終的にはこんな感じですかね。凸部分はネジで代用。

あとは元通りに組み立てていくだけです。
途中経過はマメにスマホで写真とっていたのですが、携帯の写真整理している時に消しちゃったみたいでした。残念。

マメな方は自分で部品を作ってまだまだ使えるヘッドフォンとして蘇らせてみてはいかがでしょうか?

error: Content is protected !!